アメリカにやってきた日
アメリカでの日々に慣れてくると着いたその日の記憶が薄れてしまいそうです。
いつでも初心に戻れるように書き記しておきます。
7月某日。
地方空港から羽田、羽田→成田までバス移動→成田からアトランタまで直行便というスケジュールでした。
23kgのスーツケースを2個、パソコンバッグ、身の回りのものが入ったバッグ、貴重品が入ったミニショルダーバッグ
空港までの宅配サービスを利用してもよかったのですが、羽田までの飛行機の遅延が不安だったので結局ハンドキャリーにしました。
予定通り成田に到着。
いつもは関空からなので、成田に来るのは新鮮でした。
チェックイン&滞在先住所登録もスムーズに完了。
夕方だからか出国審査も荷物検査も全く混雑はありませんでした。
いつものように自動化ゲートを颯爽と通りたいところですが、
今回は出国スタンプ押してもらわないと日本を出国したという証拠がないので
有人の列を通りました。
気づけば搭乗時間。気づけば飛行機は動いていました。
ありがたいことに非常口シートだったので、12時間40分のフライトは快適でした。
デルタ航空のサービスはイマイチだよと多くの友人に言われてどんなものかと思っていましたが、全く問題ありませんでした。
途中うとうとしてたらアイスクリームのサービスが終わってたのですが、言えば出してくれましたし。
デルタ航空の客室乗務員の方々はベテランが多かったことが印象的です。
60代どころか70近いのでは?という女性の乗務員さんもいらっしゃいました。
日本人乗務員の方曰く、キャリアが長い乗務員から順番にフライトのスケジュールを組めるそうで、成田便は人気なんだそうです。
歳を重ねても働き続けられる職場環境はとても羨ましいです。
予定通りアトランタ、ハーツフィールドジャクソン空港へ到着。
アメリカ初上陸…。
ここからがちょっと地獄でした。
主人が来たときはVISAかESTAの入国かで並ぶ列が違ったそうですが、私の時はちゃんぽん。
目の前にざっと2~300人は並んでいました。
しかもVISA入国はkioskを使えません。
いつ通れるのやらと思いつつ待っていると時差ボケと貧血で吐き気を催しました。
こればまずいと一旦離脱して化粧室へ。回復してから列に戻りました。
私の後ろにも100人以上並んでいたのに並び直し・・・結局後ろから3番目ぐらいでした。
幸い入国審査待ちの場所でもWi-Fiが使えたので主人に連絡。
「着いたけど入国にだいぶ時間がかかるよ」
「こっちも不快音が流れてて待っていられないから外にいる」
不快音?何だそれはと思いながら引き続き入国審査を待ちました。
4~50分待ってようやく私の番。別室送りになったらどうしようとビクビク。
入国管理官「ビジネス?観光?」
私「どちらでもありません」
入国管理官「あ、配偶者の仕事?」
私「そうです」 →VISAに配偶者の名前と社名が記載されてます。
入国管理官「現金いくら持ってる?金額ここに書いて」
私「87ドルです。わかりました。」→言われたとおりに記入。指紋とって終了。
心配していましたが、実にあっさりと通れました。
入国スタンプの有効期限が2年かどうかもチェック。問題なし。
ちなみにESTAで女性1人の入国だともっといろいろ聞かれるんだとか。
また、英語がわからない人は日本語通訳が呼び出され対応していました。
私の荷物はとっくに出てきてまして、むなしくプライオリティのタグが付いていました。
ロビーに出ると謎の不快音。
ブォォォォォォ~ン
これか。
人が集まらないようにするため?スピーカーの故障?
耳を抑えながら数か月ぶりに主人と合流。
写真でしか見たことなかった車に乗り込み、まだ行ったこともない我が家へ向かいました。
こうして無事にアメリカに入国できました。
フライト時間12時間40分、時差13時間、着いた時刻≒日本を出た時刻
記憶と時間を1日失った気分でした。笑
今日からここで暮らすのか~と実感のないまま私のアメリカ生活は始まりました。