メトロアトランタで豪雪!
先週の金曜日(12/8)の朝から土曜日(12/9)の朝にかけてメトロアトランタに大雪が降りました。
このあたりは1年に1、2回降るぐらいだと聞いていたのですが、予想外の大雪でした。
12月に入っても昼間は半袖で過ごせるぐらい暖かい気候だったのですが、急に冬がやってきました。
金曜日の朝には気温は0度近くまで下がっていました。
夫はハイウェイの渋滞を警戒していつもより早めに出勤。
毎朝近所にやってくるスクールバスもこの時点では通常運転。
寒いけれどいつもと変わらぬ朝でした。
ニュースをつけると雪の速報がずーっと流れていました。
午後に近づくにつれ、強まる雪。
そんな中、我が家の軒先に置いて行かれた荷物。
ドスンと音がしたので雪の音かと思いきや呼び鈴も鳴らさず荷物を置いて行ったようです。
私は絶対にいました。笑 気持ちわかるけどさ・・・
中身はベビザラスからの抱き枕でした。
10日かかるとメールには書いてあったのですが、よりによって雪の日に到着しました。
開封して寝転がったりしていると、夫から「午後は全社で休みになったので帰る」とメッセージが。
周辺の会社、学校はもちろん、アトランタ領事館の窓口も緊急閉鎖。
この天候でしたし、当然です。
夫に帰宅途中にPublixに寄ってもらったのですが、ハリケーンイルマ接近時のようにレジが大混雑していたそうです。
まさにパニックバイ!
雪に不慣れなジョージア州民は悪天候に備え買い込みをしていたようです。
まさかのスーパーでのレジの行列にひっかかり、ちょっと遅めの帰宅となりました。
午後が休みになったからと珍しくクロワッサンの手作りキットを買ってきて夫が焼いてくれました。
ちょっと塩っけが強いですが、焼きたてのパンはとても美味しかったです。
缶の開け方を間違えて生地がむくむく出てきてしまいましたが、正しく開けると成形もなく切り分けて焼くだけOK。
これは便利!!しかも約$2とお手頃価格です。
おやつのクロワッサンでお腹も満たされた16時半ごろ・・・。
電気がチカチカッ・・・となり始めました。
まさかこれは停電か??!!と思った次の瞬間、真っ暗に。
すぐさま近くに住む日本人の知り合いに連絡すると停電していました。
電力会社に報告しようにもサイトのサーバーはダウン、電話も殺到でかからない。
報告のしようがありません。
懐中電灯とスマートフォンの灯りで家の中は移動。
ガスは生きていましたが、チャッカマンもマッチもないので点火できず、晩御飯が作れませんでした。
こんなときこそ災害用の非常食出動。
お水で60分、お湯で15分で作ることができる優れもの。
渡米前に荷物の多さから持ってくるのやめようかなと一瞬思ったのですが、アメリカだしハリケーンくるかも!?と思って持ってきた当時の私グッジョブです!!
まさかこんな早々に役立つとは思わなかったです。
18時半ごろ非常食での食事を済ませ、早々と入浴。
スマートフォンのライトを照らして、薄暗い中でお湯に浸かりました。
電気がつかないと日本が誇るこたつもアメリカが誇るセントラルヒーティングも無力な存在です。
当然のように体がとても冷えていました。
停電中でも妊娠線のケアとデンタルフロスは欠かさずに!
体が温まっているうちにさっさと布団に入りました。
20時頃、一旦は予定通りに電気が復旧。そのあとすぐにまた停電。
この日の夜は停電と復旧を繰り返す不安定な夜でした。
翌朝は起きたらセントラルヒーティングが動いていました。
暖かい・・・。こたつも使える!!
どうやら無事に電気は復旧したみたいです。
ニュースによると、この郡だけでも27600世帯で停電が起きた模様。
青空ですが、家の周りもすっかり真っ白!! 積雪20センチぐらい?
歩き回るのは危険なほどです。
こどもたちは犬ぞりをしたり、雪だるまを作ったりと各々楽しそうでした。
私たちは家の前で妊娠6ヶ月記念の写真を撮りました。
もともとこの週末に撮ろうという話をしていたのですがまさかの雪景色。
厚手のアウターを着てお腹の大きさがわかるピッタリとしたトップスを着用して撮りましたが、雪が積もった家の前という珍しい状況で写真に残すことができました。
ニット帽ですっぴんはごまかしたのですが、夫がなかなかきれいに撮ってくれたので満足でした^^
一方で森の木々は雪の重みでかなり曲がってしまいました。
自然の力が自然の形相を変えてしまいました。
火曜日(12/12)の時点でも完全に雪は溶けていないので、溶けたら森の変わり果てた姿がもっとはっきりと見えてくるのでしょう。
我が家の被害は停電ぐらいで済み、基本的にのほほんと過ごしていましたが、
一方で事故に巻き込まれたり、倒木で大変な被害に遭われた方もいたようです。
たまに見る雪景色は美しいものですが、自然の力は改めて怖いなと思いました。
ハリケーンだけではなく、天候不良による停電時など様々な場面を想定しての備えが必要だと改めて思い知らされました。
防災グッズを今一度見直していざというときに備えたいと思います。
ジョージア州での初めての冬、なかなかの体験でした。