退職から渡米までの諸々の手続き
数年後また同じようなこと(別の国に転勤…)とかあったりしてと思い、自分のためにも記録しておきます。
覚書ですが渡航までに行った手続き一覧です。
正社員だった妻(こどもなし)が転勤帯同のため退職した場合です。
特におもしろくもない体験談に近いものです。
①健康保険の切り替え
元勤務先で健康保険に入っていたので、保険証は退職日に会社に返却。
『資格喪失等確認通知書』を受け取らないことには切り替えができません。
主人の健康保険の扶養認定が下りるまでのつなぎとして国民健康保険に入るつもりで
発行を待っていましたが、届くまで結局2週間以上かかりました。
市役所のHPには「原則退職から2週間以内での切り替え」との記載。
泣きつくように市役所に問い合わせをしたら、「資格喪失等確認通知書の発行が遅れているのであれば『やむをえない状況』に相当するので大丈夫ですよ。」とのこと。
結局退職から17日ぐらいしてからの国保の手続きとなったのですが、退職日翌日に遡って加入できました。
その場で保険証が発行され、支払いは後日届く振込用紙にて。
幸いその間病院にかかることもなかったので遡って返還請求等もなくて済みました。
そして国保の保険証のコピーを主人の会社側に提出して、扶養認定の手続きです。
意外にもすぐに認定されたため、最終的に国保の加入期間は約1ヶ月でした。
新たな健康保険証を受け取ったら、今度は国保の脱退手続きです。
国保の振込用紙の加入期間が、実際の加入期間と違ったので、脱退手続きと同時に窓口で保険料の清算をしました。
支払期日をまたがる場合は先に支払って、返金してもらう方がいいかもしれません。
2回市役所に足を運びました。
②年金の切り替え
退職日翌日から第3号被保険者となったので、必要書類を主人の会社側に提出したのみ。
特に市役所での手続きはありませんでした。
③雇用保険の延長申請手続き
何年も働いて払い続けていた雇用保険料。
再就職活動をするわけではないので掛け捨てだなぁ・・・と思っていましたが、
海外転勤に帯同する場合も延長申請が可能です。
ハローワークに相談したところ、私の場合は3年+314日まで延長可能だそうで
その期間内に受給申請、認定、給付完了が含まれているそうです。
任期が確実に決まっていて、帰国後に再就職活動をするのであれば申請しておいた方がいいですね。
延長通知書の事由発生日は日本からの出国日となるので、出国から約1ヶ月後の発行でした。
申請の際に返信用封筒を作成して、国内の家族のもとに送ってもらいました。
本当は出国後に手続きをするのが正式なんだそうですが、代理人が近くにいないため出国前に書類を受理していただけました。
出国する証はEチケットで大丈夫でしたが、出国スタンプのページが必要だったという説もあります。
ホームページや冊子で調べた上で、相談、確認すると確実です。
④住民税の支払い
自分で特に切り替えの手続きをする必要はありませんでした。
しかし、待てど待てど振込用紙が来ない…
電話で確認するとまだ特別徴収になっていますねとのこと…ひぃぃ!
年度切り替えのタイミングでの退職だったので、社労士事務所で変更に時間がかかっていたようです。
「出国してしまうのでどうしても払いたいんです!!絶対滞納したくありません!!」と再度電話。
「そういうことでしたら急ぎます!」と力強いお言葉。
払いたいとい言っている人間には親切でした。
そうですよね、市役所側も滞納の回収の方が面倒ですよね・・・。
こうして市民課のN様の高速対応により振込用紙が到着。無事に支払い完了。
④国際免許&運転免許
免許証の住所は国内の郵便物の転送先でもある義実家へ変更しました。
国際免許は必要書類を揃えておけばアッサリと発行されました。
問題は普通運転免許証の更新。
来年の夏が更新なのですが、そこで一時帰国をするかというと不透明。
HPによると免許が失効してからの救済措置もあるようですが、念のため総合窓口で相談。
「失効してからだとかえってややこしくなるので前倒しで更新することをお勧めします」とのことで、15分後には更新の教習を受けました。
1年分捨てることにはなりますが、これで平成33年まで免許有効です。
そのときは平成じゃないんじゃ…と思いつつ完了です。
⑤転出届
忘れてはいけませんね。出国3日前に手続きました。
まずは印鑑登録証を返納。
マイナンバー通知カードも「返納」の記載がされて返ってきました。
あっさりと住民票が消えました。
ざっと挙げてみましたが、割愛したものも含めてけっこういろいろありました。
ひとりの人間が退職したり移動するだけで、世の中の誰かに労力がかかっています。
全ての手続きに意外と時間が掛かったのでギリギリまで在職していたらかえって手続きが大変だったと思います。
海外から書類を送ると紛失の恐れもありますので…。
駐在の帯同が決まったら、手続きにかかる時間も考慮して退職時期を決めるのも大事です。
それぞれの機関の担当者の方々に親切かつ柔軟に対応していただいてとても助かりました。
ネットでの情報収集もかなり役立ちましたが、公式HPを見てもわからないことは窓口や電話で直接問い合わせや相談をするとより確実でスムーズでした。
立場や事情が異なる場合も多いのですしね。
年明けにFP試験も取得しておいてよかったです。
まだまだ世の中知らないと損する、知っておくといいことがたくさんあると思いました。
FPは若いうちに勉強しとくといいかもしれないと思いました。
話が逸れましたが、手続き諸々でした。